実践交流会(対面) 第1回 東京 20240817

東京学芸大学先端教育人材育成推進機構

外国人児童生徒教育ユニット(ユニットC2024

実践交流会(対面)

 「多様性が活きることばの教育実践」第1回

日時 817日(土) 1230-1700
形態: 対面 (講演はオンラインで配信も行う)

会場: 東京学芸大学 アクティブラーニングセンター3階 AL2教室 (図書館の裏手・東側が入口

申込期間: 722日~812日

定員申し込み(こくちプロ

  対面実践交流会と講演会(30) https://kokc.jp/e/unitc_koryu1_taimen/

  オンラインの講演のみ(120)   https://kokc.jp/e/unitc_koryu1_online/

*海外からこくちーずプロにアクセスできない事案が発生しております。

 アクセスできない場合は、knihongo@u-gakugei.ac.jp宛にご連絡ください。

 
💛交流会に参加される皆様💛

 交流の時間に、ご自身の実践をご紹介いただきます。参加のお申し込みと同時に、紹介くださる実践の概要(対象・実践の場・活動のタイプ・持参する資料等)・を、グーグルフォームhttps://forms.gle/hJoUo56dxXPyLDNB6ご記入・ご提出ください

 

🌟なお、本交流会は対面の閉じた場ではありますが、ご発表のお申込みに当たっては、実践を実施した現場(学校・地域教室等)の責任者に、本交流会で実践を紹介することについて、許可を得てからお申込みください。


趣  旨

 本学外国人児童生徒教育ユニットでは、2タイプの計6回のオンライン研修に加えて、日本語教育・支援の一定の経験を有する教員・支援員・支援者の皆さんが、相互に実践を語り合い・学び合う場を設けることにしました。子どもたちも多様(言語・文化背景、来日の経緯や滞日期間、ことばの力や認知・学力の発達状態)であれば、教育・支援現場も多様(地域の多文化かの状況、組織・団体としての考え方、日本語教育・指導の仕組み、人的配置)、そして携わり者も多様(立場・教育経験・教育観・言語指導の知識・技能)です。そうした中で、様々な立場で多くの皆さんが、子どもたちがことばを豊かに運用できる力を高めるための教育活動・支援活動に創意工夫をなさっています。この実践交流会では、そうした皆さんが、自身の実践について語り、具体的なアイディアを共有するとともに、その背後にある子ども観、学習観、言語観を交差させながら、次なる、実践を展開するための創発を得る活動をします。

 第1回では、私たちに新しい視点を提供くださるゲストをお招きして、お話を伺うことにしました。参加される皆さんが、次なる「子どもたち・現場・教員の多様性が活きる実践」を生み出されることを期待しております。是非、ご自身の実践をもってご参加ください

「実践」って??

単元や1時間単位の日本語の授業に限りません。「ことばの教育」に関わる日頃の教室活動「多様性が活きる」子ども同士の関係づくり等の工夫や取り組み、校内のチームづくりや学校・地域の連携のチャレンジも含みます。

  例)・中学1年「どんな部活動がある?」(JSLトピック型)

    ・「あさがお教室(日本語学級)」の掲示

    ・地域での学びを在籍学級で生かす工夫 


プログラム

1230-1240 開会

1240-1430 実践交流会

   ・事例報告

       小学校における「JSLカリキュラム」の授業事例

                       八王子市立由井第一小学校 教諭 千葉多恵子

          NPO法人メタノイアにおけるクルド人青年への支援

            NPO法人メタノイア コーディネータ 赤澤聡子

      実践事例報告についての話し合い

   ・参加者同士の実践の交流 

1430-1500 休憩

1500-1655 講演:演題 「つながる・うまれることば、繋生語を話す子どもたち」

               トムソン木下 千尋氏(ニューサウスウエールズ大学)

      ご講演の後、小グループで話し合い等の交流します。

1655-1700 閉会

 

繋生語とは・・・

 「移民先で親の言語を伝承していく場合,「継承語」ということばが使われてきました。移民のことばを語る上で大切な役割を果たしてきたことばですが,制約もあります。本稿では「継承語」に代わる「繋生語(けいしょうご)」という新しいことばを提唱します。「繋生語」は,海外に住む日本と繋がる子どもたちのことばを表します。子どもたちが親から受け継ぐことばも含め,親や家族,友だち,社会との繋がりから生まれ,さらなる繋がりを生み,そこで新しい意味を生み出し,その繋がりを次の世代に繋げていくことばです。」        トムソン 木下 千尋(2021)「継承語から繋生語へ日本と繋がる子どもたちのことばを考える」

ジャーナル「移動するこどもたち」ことばの教育を創造する-12pp223 要旨より

 
 

 チラシ   第1回実践交流「多様性が活きることばの教育実践」をダウンロード