「多様性が活きることばの教育2025」 研修A 多様な言語的文化的背景をもつ高校生のための学習環境づくり 第2回
東京学芸大学先端教育人材育成推進機構 外国人児童生徒教育推進ユニット(ユニットC)
「多様性が活きることばの教育2025」
研修A 多様な言語的文化的背景をもつ高校生のための学習環境づくり
第2回 「ことばの学習のリソース」をデザインする-学習環境の視点から
高等学校においても、「特別の教育課程」による日本語指導の制度が整い、徐々にですが活用が見られるようになりました。本ユニットでは、本制度の整備を背景に、外国人生徒等教育・支援の更なる質的充実を目指して研修を行っています。本年度は「学習環境のデザイン」という視点で、参加者の皆さんと検討します。第1回研修では、学習環境の「活動」に焦点を当てました。第2回は、「日本語の教材・教具・ネット上のコンテンツ等」を、学習環境の「人工物」として捉え直し、目的と教材のタイプ、教材の活用方法を中心に紹介します。また、「日本語指導」を教科学習、キャリア形成を支え、社会において自己実現するためのことばの力を育む教育とするために、どのような教材・教具等を環境として整え、相互作用の場をいかに創るのかを話し合います。
また、学校の取り組みの紹介については、第2回は第1回参加者の中から、ご紹介くださる方を募りました。決定し次第、ウェブサイトで公開します。
また、学校の取り組みの紹介については、第2回は第1回参加者の中から、ご紹介くださる方を募りました。決定し次第、ウェブサイトで公開します。
<日 時> 7月6日(日)10:00-12:30
<会 場> オンライン(Web会議システム zoom)
<定 員> 150名
<対 象> 高等学校等で日本語指導を担当する教員・支援員・支援者の方
<お申込> こくちーず https://www.kokuchpro.com/event/kenshuA2_2025/
6月16日(月)~7月2日(水)
*主な受講者として、高等学校で日本語指導を担当している教員・支援者の皆さんを想定し内容を構成しています。「特別の教育課程」の編成による日本語指導・実施に関する基本情報は、動画等で学んでからご参加ください。参加申込者には、動画のURLを1週間程度前にお送りします。
<プログラム>
10:00-10:10 開会
10:10-10:55 講義 日本語学習環境としての「教材・教具(人工物)」のデザイン
小西円(東京学芸大学 本ユットメンバー)
11:00-11:50 各校の取り組みの紹介
10:10-10:55 講義 日本語学習環境としての「教材・教具(人工物)」のデザイン
小西円(東京学芸大学 本ユットメンバー)
11:00-11:50 各校の取り組みの紹介
(報告者を募集中です。決定し次第、ウェブ上でお知らせします。
なお、状況によって、内容を変更いたします。)
11:55-12:20 話し合い 教材・教具・ウェブコンテンツの活用について
12:20-12:30 閉会
11:55-12:20 話し合い 教材・教具・ウェブコンテンツの活用について
12:20-12:30 閉会
<ねらいとする資質能力>
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資質能力 |
教師に求められる具体的な力 |
第2回 |
捉える力 |
ウ 子どもの言葉の力を、日本語と母語の両言語を視野に入れ、言語能力の多面性に留意して測定したり評価したりすることができる。 ク 子どもがどのよう自己像を描き、どのように社会参加し自己実現ができるかを、社会の変化とともに展望することができる。 |
育む力 |
ス 子どもの日本語の力を考慮して教材等を選んだり作成したりしてリソースを準備し、学習参加を促すことができる。 |
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変える力 |
ヒ 子どもが自身の多様性を支援にして活躍できる教育を実施し、多文化共生を促すことができる。 |
<問い合わせ>
本ユニットプロジェクトルーム
担当 稲田直子・工藤聖子 (knihongo@u-gakugei.ac.jp)