「多様性が活きることばの教育2025」研修B 幼・小・中・高の学びの連続性を保障する ことばの教育 第3回

東京学芸大学先端教育人材育成推進機構 外国人児童生徒教育推進ユニット(ユニットC)

「多様性が活きることばの教育2025」

研修B 幼・小・中・高の学びの連続性を保障する ことばの教育

第3回 「アイデンティティと関係づくりを支える ~ことばの教育実践を通じて~」

 来日初期から子どもたちが自分らしく、もてる力を十全に伸ばすための教育を実現することが重要です。それには、幼・小・中・高等学校の各教育段階で子どもの発達の状況に応じて教育内容・方法を探るとともに、長期的な視点でその学びの連続性を保障することが求められます。
 研修Bでは全3回を通して、子どもの成長を意識したことばの教育のための教育・支援の体制と実践について事例等をもとに、皆さんと話し合い・検討します。
 第3回では、アイデンティティとは何かについて理解を深め、日々の教育実践の中でどのようにアイデンティティと他者との関係づくりという視点を意識的に取り入れていくことができるのかを考えます。 講義と事例報告を踏まえた上で、グループワークの中でアイデアや意見を交換しながら、実践への具体的な視点を得ることを目指します。
 
日 時: 2025年8月3日(日) 13:30-16:00
会 場: オンライン(Web会議システム zoom)
定 員: 100名 *後半のグループワークまでのご参加を基本とします
申 込: コクチーズより     https://kokc.jp/e/kenshuB3_2025/
対 象: 「今年、初めて」、「まだ、経験は数年」という日本語指導・支援に携わる学校教員・支援員・支援者の方
*経験者の方もご参加頂けますが、初任・経験が短めの方向けの内容であることをご了承ください
 

参加者の皆さんには事前に関連動画を視聴していただきます。参加者の皆様には、研修の1週間ほど前に動画についてメールでご連絡いたします。

毎回、メールアドレスに不備があり送ることができない方が数名いらっしゃいます。登録アドレスが、@ezwebや、@softbankなど、携帯電話のメールアドレスの方には、届きませんのでご注意ください。

 
 <プログラム>
13:30-13:40 開会・趣旨説明 
13:40-15:50 講義・事例報告
           「アイデンティティと関係づくりを支えることばの教育実践
              —幼児期から青年期までの学びをつなぐために—」
           *質疑応答とグループワークを含む
東京学芸大学 米本和弘
岐阜大学教育学部附属小中学校 長島ヒデキ
15:50-16:00 閉会
 

<ねらいとする資質能力>

 

資質能力

教師に求められる具体的な力

第3回


 

捉える力

イ 子どもの心理的状況を文化適応や家庭の状況に関連づけて理解することができる。

ク 子どもがどのような自己像を描き、どのように社会参加し自己実現ができるかを、社会の変化と共に展望することができる。

育む力

タ 子どもの母語、母文化、アイデンティティを尊重し、学級・学校・地域における社会参加を促すことができる。

チ 子どもの文化間移動の経験や言語的文化的多様性を価値付け、周囲の子どもの学びに結びつけることができる。

 

<問い合わせ> 
本ユニットプロジェクトルーム 
担当 工藤聖子・稲田直子 (knihongo@u-gakugei.ac.jp)